2009年10月21日水曜日

糖尿病

糖尿病(Diabetes Mellitus)
食品に含まれる糖質は、消化・分解されてブドウ糖となり、体や脳が活動するためのエネルギー源として使われる。ブドウ糖は腸で吸収されて肝臓へと運ばれ、血液に含まれて体のすみずみに届けられる。この血液中のブドウ糖が増えすぎて、尿に糖が出る病気が糖尿病。

糖尿病の90%が2型糖尿病である。
原因
ブドウ糖に分解された糖質は、血流によって全身に運ばれるが、ブドウ糖が体内で利用されたり、貯蔵されたりするのは、インスリンというホルモンが働くため。インスリンとはすい臓から分泌されるホルモンで、インスリンの働きによって血糖値は正常に保たれている。このインスリンが量的に不足したり、働きが悪くなると、血糖値を正常に保てなくなり、糖尿病を引き起こす。
遺伝、食生活の乱れ、運動不足、肥満、ストレスの蓄積などが長く続いた結果、膵臓の機能を低下させ、糖尿病を引き起こすこととなる。

合併症

①糖尿病網膜症

②糖尿病腎症

③糖尿病神経障害

④動脈硬化

⑤糖尿病足病変(壊疽)

⑥歯周病

歯周病がほかの合併症とは異なる点は「糖尿病と歯周病は相互関係にあること」。ほかの合併症は、糖尿病があることで合併するが、歯周病は「糖尿病患者は非糖尿病者の2~3倍歯周病を罹患している」「歯周病があると糖尿病のコントロールが困難になる」という特徴があるため。


2007年の国民生活基礎調査から糖尿病が「強く疑われる人」は約890万人(2002年調査は約740万人)、「予備群」は約1320万人(同約880万人)になった。