2009年8月9日日曜日

メインテナンス

メインテナンスプログラム

1、診査

メインテナンスにおける診査項目
・プロービング値
・プロービング値の出血
・歯肉退縮量
・根分岐部病変
・セルフケアレベル
・知覚過敏の有無
・カリエス
・修復物の脱離
・咬合時痛などの有無
・X線写真撮影(必要に応じて)
・口腔内写真撮影
・細菌検査(必要に応じて)


☆どのような診査をするか??
患者さんが何か症状を訴える場合は、まずその原因を調べて必要に応じて処置を行う事を優先させる。
メインテナンスに入っている歯周病患者さんは、動的治療で知覚過敏を起こしやすくなっている。どこにどの程度知覚過敏があるかをおおまかに把握しておき、オーバーブラッシングの傾向がないかのチェックとバイオフィルム破壊で痛みを与えないようにする。


☆患者さんにやさしいプロービングを目指す
プロービング圧、方向、根面へのプローブ先端の接触などが特に大切。
炎症がかなり強い時にはいくら注意しても痛みを与えてしまいそうになる事がある。
患者さんに痛みを与えないでプロービングし、炎症の強い所は実は弱めに測定しているので、実際はもう少し大きい値になるという事を説明すると良い。
痛みを与えてしまっても患者さんとの関係が崩れないようにする努力もつねに心がける。


メンテナンスプログラムの最初でつまずかないために、早く、痛くなく、正確に審査を行うように心がける。


参考文献) メンテ・ザ・ペリオ  山本浩正 著