2009年6月19日金曜日

小児歯科

〜Q&Aシリーズ〜

☆歯磨き編☆

Q1 子供が仕上げ磨きを嫌がります。どうしたら良いでしょうか??

A 嫌がる原因を考えてみましょう。
ブラシで強くこすったり、無理な体勢で磨いたりしていませんか??
嫌がるからといって、早く磨こうとすると、力が入りやすいです。ものすごく嫌がる時は無理はせずに、「次はがんばろうね」と約束するのも1つの手です。子供自身の歯ブラシだけで終わる日があってもかまいません。
歯ブラシが出来た日はたくさんほめてあげて、歯ブラシをするとお口の中ばい菌がいなくなる事を理解させる事も大切です♪

Q2 歯ブラシはどんなものを使うと良いですか??

A 子供の小さなお口の中で、動かすものなので、小さめのサイズがおすすめです。
めやすとしては、ブラシの部分が子供の指1本半程度のものです。
また、古くなって、ブラシの毛先が開いてくるとプラーク除去率が極端に落ちます。
歯ブラシは消耗品です。細菌がたくさんいるお口の中に入れるものです。1ヶ月に1回は変えたい所です。

乳児期は自分で歯ブラシをするとき、かんでしまいすぐに毛先が広がってしまうことも多いので、子供自身の歯磨き用と、仕上げ磨き用をわけるとよいです。
仕上げ磨き専用のブラシは柄が長く持ちやすいですよ!

Q3 歯磨き粉はいつから使うと良いですか??

A 大人でもそうですが、歯磨き粉を使うと、歯磨き粉に含まれる発砲剤などによって、プラークが落ちていなくても、お口の中がすっきりした気分になってしまいます。
最初はなにもつけずに磨いて、ぶくぶくうがいが出来るようになったら、発泡剤のあまり入っていないフッ素入りの歯磨き粉を、ブラッシングを終え1度すすぎ、プラークを落とした状態で歯ブラシの毛先に豆粒くらい歯磨き粉をつけ、磨くというよりも歯に塗ってあげる感じで、使用して少量のお水でぶくぶくうがいを行うとフッ素が口の中に行き渡り、虫歯予防に有効です。
*フッ素入り歯磨き粉はフルーツの味がついているものが多いので、多量に使わないように注意しましょう。甘い味が苦手なお子さんには、洗口剤やスプレーという方法もありますよ♪