2009年6月17日水曜日

小児歯科

☆乳児期のプラークコントロール☆

〜乳歯の生える順序〜
乳歯の生える順序


歯ブラシに慣れてきたら、本格的な口腔ケアの開始です。
本格的と言っても、乳歯列が完成する3歳までは基本的には歯ブラシだけで大丈夫です。

歯磨きのポイントとしては…

磨き忘れを防ぐために、ブロックごとにブラッシングをする
例えば右上奥歯のほっぺ側→舌側→噛み合わせの面、上前歯の唇側→舌側、左上奥歯ほっぺ側→舌側→噛み合わせの面、左下奥歯のほっぺ側→舌側→噛み合わせの面、下前歯の唇側→舌側、右下奥歯の奥歯ほっぺ側→舌側→噛み合わせの面というような感じです。

大人の方も自分なりに磨く順番を決めると磨き残しを防げますよ!!

 
虫歯になりやすい場所をねらって磨く
歯と歯ぐきの境目
ブラシの毛先で力を入れすぎないよう注意して磨きましょう。

噛み合わせの面
毛先で磨けばOKです。
噛み合わせの面は、ひょうたんのような溝になって、ブラシの毛先が届かない場合があります。状態によってはその溝を埋めてしまうシーラントという処置を行う事もありますが、シーラントの下が大きな虫歯になってしまう事も多いので歯科医師による適切な判断が必要です。

歯と歯の間
乳歯の前歯は歯と歯の隙間が開いている事が多いので、歯ブラシの毛先で磨けば、大丈夫です。
真ん中から数えて4番目と5番目の乳歯が生え揃ったら、ここの歯間は虫歯になりやすい所なので、デンタルフロスを使う事をおすすめします。


しつこいようですが、プラークを付きにくくするには、食生活です!!
ミュータンス菌などの口腔内細菌も3歳くらいまでに決まってきます。
歯磨き嫌いにさせないためにも乳児期は重要な時期です!!

次回はおしゃぶりやフッ素、歯科医院来院時期など、Q&Aでまとめていきます。