2009年7月13日月曜日

小児歯科

2週間ぶりの更新となってしまいましたが小児歯科後編です!
















上に図が6歳頃の口腔内です。

4〜6歳のプラークコントロールポイント☆

6歳臼歯を虫歯にしない!!

この頃は歯ブラシをつい本人に任せがちになってしまう時期です。
6歳臼歯は第二乳臼歯の後ろに生えてくるため、大人でも完璧に磨くのが難しい所なので子供だけでは、きれいに磨く事は不可能と言っていいと思います。
(永久歯列で言うと前から6番目の歯なのですが、この歯が虫歯にならずに健全な状態な大人はけっこう稀です。)

さらに、1〜2年かけて生えてくるので、歯ぐきがかぶさった状態が長く続くので、歯ブラシをするとひりひりするので、子供は避けてしまいがちです。そして生えたての歯は組織が未完成で、ミュータンス菌の出す酸に侵されやすく、完全に生えてくる時には虫歯になっている事も少なくなりません。(逆にフッ素は取り込みやすいです。)

このことをふまえて、理想的には…

①仕上げ磨きは夜に必ず行ってください!!
②フッ素、キシリトール、リカルデント製品を積極的に取り入れましょう!!
③なかなか難しいですが出来れば生えている途中の6歳臼歯は毛の柔らかいタイプのワンタフトブラシを使う事が理想的です!!
④歯ブラシは習慣が付いている頃なので、デンタルフロスも本人にもやらせると良いです!!
(ちゃんと出来ていなかったとしても、習慣にして、徐々にちゃんと出来るようになればいいです。)