2009年11月5日木曜日

メインテナンス

治療後メインテナンス

〜歯周形成外科療法後メインテナンス〜

 歯周形成外科療法とは??

審美的な補綴処置が出来ない時に登場する。形態不良に対する外科的治療と考えても良い。

形態不良によりプラークコントロールに問題が出るような場合に使われる外科療法は、切除療法に含まれる場合もある。

 

形態不良のなかで最も患者さんが気にされるもの

歯肉退縮(gingival recession

炎症性歯肉退縮(inflammatory gingival recession

歯周病の進行に伴って起こる

ミラーの分類クラス3、4

非炎症性歯肉退縮(non –imflammatory recession

骨の裂開にオーバーブラッシングが重なっておこる

ミラーの分類クラス1、2

 

歯周形成外科での対応は非炎症性歯肉退縮。

炎症性歯肉退縮の場合は通常歯周病の治療を優先させる。歯周形成外科を行ってもうまくいかない。

歯周形成外科の代表格「根面被覆術」

歯肉退縮を起こして露出した根面に歯肉を取り戻す。

術式として多様されているのが「結合組織移植術」(connective tissue graft,CTG

フラップの下に口蓋から採取した結合組織移植片を入れる事で、移植片を骨膜とフラップでサンドイッチする方法。サンドイッチする事で移植片が壊死しにくく、高い成功率につながっている。根面被覆だけでなく、歯肉の厚みを増やしたり、抜歯後に凹んだ歯槽堤を膨らませる事にも利用される。



参考文献)メンテ・ザ・ペリオ 山本浩正 著