2011年5月29日日曜日

GCのインプラントアシスタントセミナーを受講しました。
写真は埋入実習した模型です。

2011年4月10日日曜日

今日セミナーへ行く前に、私の母校である札幌歯科学院専門学校の前を通ったとき、おそらく学生さんらしきスーツ姿の数人とすれ違い、学校に通っていた頃を思い出し懐かしくなりました。

通っている時は、身だしなみに異常に厳しかったり、タオルの干し方で怒られたりとちょっとうんざりと思っていましたが、今考えると身だしなみを整えるのは臨床実習で学ばせてもらう身としては当たり前のことだし、タオルの干し方は些細な事かもしれませんが、失敗は許されない医療行為を行う歯科衛生士の仕事を行う上で、どんなことも丁寧・確実にする事は大切です。あの頃はこんな事考えもしていませんでしたが…今だったら大嫌いだった解剖学や生理学も、もう1度勉強したいなと思います。

今は歯科衛生士学校も3年生になり教育も色々変わってきているようですが、学生時代に教務の先生方にいろいろ細かく注意された事は今のわたしの原点でしょう。

ダイアグノデントペン

モリタさん主催のセミナーを受講したのでまとめます。
ダイアグノデントは当院でも採用しております。


<ダイアグノデントとは?>
歯面に655nmのレーザー光を照射することで起こる蛍光反射を測定し、隠れたカリエス(虫歯)や表層下カリエス(虫歯)を検出し、その状態を数値化するもの。このレーザー光線は、最大2mmの深さまで到達し、健全な歯質には低い値が示されますが、カリエス(虫歯)を含め歯質が変化している場合には、高い値が示されます。
Photo: レーザー光で検知











<カリエス検出率>



<プローブの種類>
ステップ2
【裂溝用プローブ】 
プローブ先端から直線的にレーザー光が照射されます。
【隣接面用プローブ】
プローブの赤い点マーク側に100度に偏光されたレーザー光が照射されます。


<使用ポイント>
1、プラークなどの付着物を取り除いた上で、歯面を乾燥させ、ピーク値を測定するためにいろんな方向から測定するために1カ所でぐるぐる回すように使う。

2、偽陽性と出てしまう要因
 ・一般的な着色
 ・CRやシーラント(蛍光特性を持つものがある)
 ・着色したコンポジットレジン充填のマージン部
 ・プラーク、歯石の付着(プローブの先のプラーク付着にも注意が必要。毎回アルコール拭きするのがよい)
 ・裂溝内の食物残渣(有機物片)
 ・PMTCペースト

3、その他
 ・う蝕病巣の上に健全なエナメル質があると数値が小さく出る傾向がある。
 ・プローブは消耗品(サファイア製で摩耗すると数値に影響する、オートクレーブ可だが乾燥行程は×)


2011年3月9日水曜日


最近読んだ本に、「生まれたままの姿で、堂々と咲き乱れる植物たちは私たちが本当に必要なものを教えてくれます。」というものがありました。影響されて、私が1番好きな花ガーベラを飾ってみました。
医院にも植物や毎週生けられるお花がありますが、花の種類の勉強になり、枯れていく事に生き物はかなさを感じたりします。

2011年2月4日金曜日

ソーシャルネットワーク

最近見た映画です。
マークザッカーバーグが私と同じ年な事が驚きです。
天才だけど人を傷つける事に無頓着。バーチャルに依存し、リアルを疎かにした結果成功と孤独を得たところが切ないです。独特のマシンガントークに引き込まれます。
仕事は与えられるものではなく、自分でつくるものだと思いました。

2011年1月14日金曜日

Tooth wear

う蝕、歯周病に次ぐ第三の歯科疾患と呼ばれるToothwearについて。
「古くて新しい病気」
古くはメッキ工場などの塩酸、硝酸、酢酸など酸を扱う工場の職業病として知られていた。
新しくは飲食物由来、とくに清涼飲料やアルコール飲料の酸によってもたらされている。

*pHとエナメル質の脱灰
エナメル質はpH5.5より低くなると溶け始め、高ければ守られる。エナメル質の脱灰は、酸との中和反応だが、必ずしもpHだけによって決まるものではない。口腔内に唾液の中に溶け込んだ乳酸のHイオンがあれば、ハイドロキシアパタイトが中和反応を起こしてエナメル質は脱灰してしまう。象牙質表面の処理に用いるEDTAはpH8にもなっているが脱灰にも使われる。同様に、口腔内のpHが5.5以上になったとしてもエナメル質は脱灰する。

①外因性の酸蝕症
身体の外部からもたらされる酸によって生じる。
フルーツ pH3~4
ドレッシング pH3~4
野菜 pH4~6
肉・魚 pH5~6
米・パン pH5~7
チーズ pH6~7
食品のpH
炭酸飲料 pH2.2
梅酒 pH2.9
お酢 pH3.1
ワイン pH3.4
スポーツ飲料 pH3.5
ビール pH4.3
紅茶 pH5.5
お茶 pH6.3
牛乳 pH6.8
pH7.0
現在の日本では清涼飲料水の消費量が増加しているので、子供の酸蝕症の増加が懸念されている。

②内因性の酸蝕症
身体の内部の酸によって生じるもの。
(原因)
反復性嘔吐、胃酸の逆流、食物の反芻癖。
反復嘔吐は、拒食症などの摂食障害がポピュラーだが、消化器疾患(消化器潰瘍、食道裂孔ヘルニアなど)薬の副作用(抗腫瘍剤、鉄製剤、強心剤)慢性アルコール中毒や妊娠時のつわりなど幅広い原因がある。
胃酸の逆流は十二指腸潰瘍や胃食道逆流症によって起こる。胃酸のpHは1.0~2.0なので簡単に酸蝕が起こる。
ピロリ菌を除去すると逆流症が増えると言われているが、これは除菌によって胃酸の分泌が正常になるために、食道裂孔ヘルニアをもっているような人の場合に逆流症が増えるよう。

<Tooth wearと酸蝕症の診断>
*問診での注意事項
健康状態、患者の認識、進行状況に関する記録
過去の歯科治療の記録、過去および現在の食生活パターン
パラファンクショナルな活動、その他口腔習癖

①臼歯部より前歯部が顕著
     ↓                ↓
上下のすり減り面が一致      上顎前歯部口蓋側に歯肉からの移行的な欠損がある
     ↓                ↓
  ブラキシズム           胃酸の逆流     
     ↓                ↓
    咬耗               酸蝕

②前歯部よりも臼歯部が顕著
     ↓                       
カップ状、またはクレーター状の欠損がある      
     ↓                       ↓
下顎第一第臼歯がもっとも顕著            上下顎の臼歯部にみられる
     ↓                       ↓
炭酸飲料の摂取                   柑橘類の摂取(皮ごとの摂取が疑われる) 
     ↓                       ↓
    酸蝕                      酸蝕
*炭酸飲料は、頻繁な摂取のほか、口の中に炭酸飲料を溜めて飲み込まない摂取習慣が特に悪影響を及ぼす。
*歯の唇側表面のサンドブラストしたような細かい歯質の消失が見られる場合は、歯磨き剤の誤用を疑う。
*高齢者の口腔内では、咬耗に酸蝕が加わったものや摩耗と咬耗に酸蝕が加わったものなど原因が混合したものが多く認められる。

<酸蝕症の予防と対策>
①原因の除去
外因性酸蝕症の場合には、摂取する酸のコントロール。
内因性酸蝕症では内科的疾患の治療を勧める。

②歯質の強化
歯質の耐酸性を高めるためには、フッ化物の応用に勝る方法はない。
さらに食べ物をしっかりと噛める状態に歯列を回復し、十分に噛む習慣をつければ、唾液分泌は活発になる。唾液による中和作用とともに、清掃後に唾液由来のペリクルが歯の表面に皮膜をつくれば、酸による侵食は進まない。

http://www.ha-suita.com/pdf/seijin-panf004-np.pdf


参考資料:グラクソ・スミスクライン 酸蝕症から歯を守る  聖蹟サピアタワークリニック東京再生医療センター副院長  安田登

2011年1月13日木曜日

MIペースト

MIペーストは、リカルデントがムの有効成分として知られるCPP-ACPが配合された口腔ケア用品。CPP(カゼインホスホペプチド)とは、牛乳から得られる天然由来成分です。ACP(非結晶性リン酸カルシウム)とは、生体が利用できる性状を持ったリン酸カルシウムであり、CPPの働きによって豊富なミネラル(カルシウム/リン)を飽和な状態(高濃度)で口腔内に供給してくれます。

CPP-ACPの効果
再石灰化促進(ミネラル供給)と脱灰抑制
CPP-ACP溶液を1日2回ラットの歯に塗布したところ、う蝕活動性が有意に減少した事が報告されている。歯面にACPが局在する事によりエナメル質脱灰の抑制と再石灰化促進が期待される。CPP-ACPは主に微生物表面、細胞外基質にも局在しているが、プラークに取り込まれる事でカルシウムイオンの貯蔵庫として機能する事が期待される。
知覚過敏緩和(刺激の遮断)
CPP-ACPは露出象牙質を被覆し象牙細管を封鎖する事が示されており、この事は知覚過敏の緩和を説明する。
歯面の滑沢化
ナノ複合体であるCPP-ACPが歯面に局在し、そこから中性イオン対が表層下病変へ拡散する事によりハイドロキシアパタイトの形成が期待され、歯面の滑沢化につながるものと考えられている。

MIペーストの応用方法と注意点
ホームケア
綿棒あるいは歯ブラシに適量(約1㎝、0.3g)とって歯面に塗布し、その後唾液を吐き出さずに3分間そのままの状態で維持し、ペーストが長く歯表面に留まっているようにする。塗布後は30分間飲食を控える。
プロフェッショナルケア
ラバーカップを使用して塗布し、ホームケア同様にその後長く歯面に留まっているようにします。また、個人のカスタムトレーを製作して歯面にアプリケーションを行う事も効果的。

*CPP-ACPはフッ素の存在によってその効果はさらに増強・発現できるものです。
したがってホームケアでもプロフェッショナルケアでもフッ化物入りペースト(酸性は×)を使用した後に応用すると更に効果的。これはフッ化物をも関与する再石灰化によって耐酸性のミネラルが形成される事が、さらに脱灰しにくい歯質の形成につながるため。
注意点
CPP-ACPは牛乳タンパク由来なので、牛乳アレルギーの人には勧められない。