モリタさん主催のセミナーを受講したのでまとめます。
ダイアグノデントは当院でも採用しております。
<ダイアグノデントとは?>
歯面に655nmのレーザー光を照射することで起こる蛍光反射を測定し、隠れたカリエス(虫歯)や表層下カリエス(虫歯)を検出し、その状態を数値化するもの。このレーザー光線は、最大2mmの深さまで到達し、健全な歯質には低い値が示されますが、カリエス(虫歯)を含め歯質が変化している場合には、高い値が示されます。
<カリエス検出率>
<プローブの種類>
【裂溝用プローブ】
プローブ先端から直線的にレーザー光が照射されます。
【隣接面用プローブ】
プローブの赤い点マーク側に100度に偏光されたレーザー光が照射されます。
プローブ先端から直線的にレーザー光が照射されます。
【隣接面用プローブ】
プローブの赤い点マーク側に100度に偏光されたレーザー光が照射されます。
<使用ポイント>
1、プラークなどの付着物を取り除いた上で、歯面を乾燥させ、ピーク値を測定するためにいろんな方向から測定するために1カ所でぐるぐる回すように使う。
2、偽陽性と出てしまう要因
・一般的な着色
・CRやシーラント(蛍光特性を持つものがある)
・着色したコンポジットレジン充填のマージン部
・プラーク、歯石の付着(プローブの先のプラーク付着にも注意が必要。毎回アルコール拭きするのがよい)
・裂溝内の食物残渣(有機物片)
・PMTCペースト
3、その他
・う蝕病巣の上に健全なエナメル質があると数値が小さく出る傾向がある。
・プローブは消耗品(サファイア製で摩耗すると数値に影響する、オートクレーブ可だが乾燥行程は×)