2009年11月30日月曜日

ドライマウス

ドライマウスの日本における罹患者は800万人と推定されています。
唾液の作用
1、消化作用:アミラーゼという酵素がでんぷんを分解する
2、粘膜保護作用
3、円滑作用:食品を噛んで飲み込む、発音するなどの機能をスムーズに行うために働く 4、溶媒作用:味は食品の味質が唾液に溶けてはじめて味覚としてとらえられる
5、洗浄作用:口腔内や歯面を洗い流して、食物残渣(食べカス)が残るのを防ぐ
6、抗菌および殺菌作用:細菌が繁殖するのを防ぐ
7、緩衝作用:お口の中に酸が入ると、それを中和するように働く
8、抗脱灰作用:歯の脱灰作用を防ぐと共に、再石灰化に関与してむし歯を防止する
9、排泄作用:体内に投与された薬物や化学物質が唾液中に排泄される

乾燥しているほうが細菌が繁殖しないのでは??と思いますが、唾液には洗浄作用という口腔内を水洗トイレのように洗い流す作用があり、虫歯や歯周病を予防する役割もあります。

ドライマウスの症状と対策について簡単にまとめます。

〜症状〜
口が渇く、唾液がネバネバする、口が渇いて長時間の会話がしにくい、乾いたものが食べにくい、口臭がある。悪化すると舌が痛い、舌がざらざらする、入れ歯が合わない、食べ物が飲み込みにくい、喉のひっつき感など

〜原因と対策〜
大きく3つに分ける事が出来ます。
1、唾液分泌が少なくなる
・シェーグレン症候群や放射線治療による唾液腺の破壊
・ストレスなどによる自律神経への影響
・薬の副作用による自律神経から唾液腺の情報伝達障害
症状が出やすい薬・催眠鎮痛剤
・抗パーキンソン剤
・抗てんかん剤
・抗ヒスタミン剤
・筋弛緩剤
・消炎鎮痛剤
・抗潰瘍剤
・利尿剤
・去痰剤

*薬を変えることはなかなかむずかしいので、薬の副作用や根本的に唾液が少ない場合は症状を減らす対症療法がで対応する。保湿剤の使用など。

2、唾液分泌は正常で喉が渇く
・脱水
・糖尿病



3、唾液分泌は正常で蒸発が多い
・口呼吸

*鼻の疾患が原因の場合は耳鼻科での治療が必要

唾液分泌を促す方法
・ガムを10分以上噛む
・唾液腺のマッサージ
・音波ブラシを使用する
・水分補給をまめにする(カフェインが入っているものは交感神経を活発にさせ、唾液の分泌が抑制されてしまうので、水や、麦茶などノンカフェインのものを!)
・咀嚼回数を増やす(固いものを食べる事が重要ではなく、よく噛む事が大切です。)




2009年11月26日木曜日

メインテナンス

妥協的メインテナンス

もっともリスクの高いメインテナンス動的治療が思うように出来なかったり、患者さんの意識改革が進んでいない場合もある。

ケア型メインテナンスであるため、セルフケア、プロケアのどちらが欠けてもすぐに進行してしまうという事を共通認識しておかなければならない。どの部分がリスクがたかく、進行すればどのような症状がでるのか説明をしっかりと行う。妥協的メインテナンスではプロケアがなければ、早々に進行してしまう可能性が高いので、最大限の努力をして取り組まなければならない。


参考文献)メンテ・ザ・ペリオ  山本浩正 著

2009年11月25日水曜日

4歳の男の子の患者さんが書いてくれた私の絵です。
お母さんについて来院して、始めは人見知りをしていましたが、VISUALMAXでのお絵描きをきっかけに仲良くなり、治療はキッズルームで歯ブラシする事からはじめて、約5ヶ月今日虫歯を治療する事ができました。

今では歯医者に来るのを楽しみにしてくれています。
子供の成長の可能性ってすごいな〜と改めて感心しました。

歯の病気(虫歯や歯周病)は予防法が確率されています。院長がよく言いますが定期的に歯医者さんへ行く習慣は子供にとって財産になります。

歯医者嫌いの患者さんの話を聞くとだいたいは「子供のころに嫌な思いをして…」とおっしゃるかたが多いようです。その事で歯医者から遠のいてしまう事はものすごく患者さんにとってマイナスです。

歯医者さんは予防しに行くところ!!が当たり前になるようにたくさんすべき事はありますね。

2009年11月24日火曜日

2連休


昨日までの2連休は土屋和子先生のセミナーを受講し、ものすごーく充実した2日間を過ごしました。
1日目は北海道ハイジニストサークル主催で、テーマはデブライド、PMTC、コミュニケーション
2日目はナカニシ主催で、テーマはOT&MIに基づくメカニカル・デブライドメント

2日間を通して内容が重なっているところがあったのですが、それが逆に復習になってより理解を深める事ができました。土屋先生のセミナーを受講したのは今回が2回目です。基礎についてものすごくわかりやすく、根拠があり後からよくわかんなかったなーと思う事がほとんどありませんでした。学生時代に勉強したはずなのに、セメント質が歯牙の中で一番やわらかく、髪の毛の細さしかないことはすっかり忘れていました…
土屋先生は全部がかっこよくて、憧れずにはいられません。

セミナーに参加するといつも自分には足りないものだらけだな…っていつも一瞬落ち込みます。でもそんな事は言ってられないので、前進するのみです。
今は歯科衛生士が医院に私一人なので、先輩に相談したいな〜と思う事も多々あります。そんな時はハイジニストサークルの皆さんにお世話になっています。
近々HPが出来る予定なのでお楽しみに♪
セミナー写真を撮るのをすっかり忘れていました。写真の下に写っているノートはセミナーでいただいたドリームノートで、自分の夢をいっぱい書いて、夢を叶えるノートです。書き出すと10年後にはこうなってたいから、今はこうしなきゃと考える事が出来ます。
10年後の夢はまだ秘密です。
1年前の2連休と比べると、ずいぶん遠くに来れたなーと思い、少しずつ近づいているかな??と実感しています。

あんまりまとまっていませんが、セミナーのメモです。

2009、11、22、23 講師 土屋和子先生        

『歯周、補綴のメインテナンス』 佐藤直志 著

分厚い本を読むポイント☆

目次をみて興味のあるところを読む。

あとは、ぱらぱらめくる

歯周治療の効果をより長期的に予知性の高いものにするために、これまでの臨床研究に裏付けされて、長年にわたって治療効果の有効性が証明されている方法を用いる必要がある。

=スケーリング!!

OT(Optimum Treatment)

最適、最前の治療

最新の治療ではなく、その人にとって最もふさわしい治療

MI(Minimum Intervention)

最小限の侵襲により最大の効果

 

〜これからの歯科衛生士〜

クリニカルハイジニスト=臨床に徹する

応用力を身につける。学んだ事をどう生かすか?

必要な知識

コミュニケーション能力

・言わなくてもわかっている、治療跡からの予測、オルソを読む

P処になってからではなく初対面からこの人の話を聞いてみたなと思              わせる準備を!

他の人が言わない事を言う!

歯科専門的知識&技術

健康な状態の映像をいつもイメージする!

見えない部分を意識する

全身的知識(からだ、こころ、病気=背景)

 

 

 

 

 

デブライドメント(デブリードマン・仏語)

   イリゲーション、ルートプレーニング、ディプラーキング

・壊死した組織を除去する事によって創傷治癒を高める。

・歯根膜表面の性状や付着物質を十分に理解し、組織の損傷を最小限にとどめ強力で過剰なストロークを繰り返すのではなく、歯根表面のプラークを量的、質的に減少させる事。

縁下を触る場合麻酔をするかしないか?

麻酔をすると歯肉が一時的に貧血状態=歯肉の治りが悪くなる。出来るだけしない方が良い。

ポイント☆

処置を行う前に、何分やりますと予告しておく。

ルートプレーニングの定義

根面を平滑化にすること  ×

根面をスムーズにする   ○

汚染されたセメント質だけを除去する。

歯根膜(=結合組織)の役割

クッション

歯の保持

セメント質のセメント芽細胞が結合組織を作り出す。

セメント質は歯牙のなかで最もやわらかい。髪の毛1本分くらいの厚さしかない。ハンドスケーラーでむりに行うと簡単に壊れてしまう。80%はパワースケーラーで!薬液を使うよりもキャビテーション効果がバイオフィルムに効果的

象牙質が露出すると象牙細管が露出→細菌入りカリエスになる

『超音波スケーラー』

〜バリオス750〜

・ピエゾタイプ(直線、前後運動)

・パワーコントロールが細かい

・歯牙が当たった時の響きが繊細

ポイント☆

・チップの選択

G1→縁上歯石、ステイン(断面四角)

G6→縁下歯石(四角)

P2DP3D→縁下歯石(丸、ダイアモンド加工は除去率高い)

P40→ポケット内洗浄

V10→インプラント、補綴

断面四角→除去効果高い

断面丸→歯面の安全性高い

・チップの歯面への当て方

 部分→先端が最も強い

 角度→15度以下

・歯面への接触→フェザータッチ

・歯面へのアクセス→ストローク(Sweeping stroke,Pull stroke

 

『ソニックブラシ』

口腔内環境良い人はソニックブラシのみで十分。→MI

 

PMTC

セルフケアで届かないところをクリーニングする事が目的

ヘッドが小さいものが良い。

タスカルウィズ(コードレスモーター)

☆ポイント☆

・歯面の観察、判断

・器材の選択(ラバーカップ、コーン、エバ)

・回転数(基本1500回転)

・圧の加え方(回転して当て続けない)

 

『プロービング』

付着をはがし、縁上プラークを押し込んでしまう。

必要最低限で!3ミリ以下は計らなくてよい。


2009年11月16日月曜日

メインテナンス

試行的メインテナンスのセルフケアのチェックポイント

セルフケア不十分だと…

歯周病菌に直接的には細菌の配給、間接的には炎症→嫌気的な環境、歯肉溝滲出液に歯周病菌の餌が増えるなどの影響を与える。

深いポケットの部分は一生懸命磨いても無駄と考えずに、積極的にセルフケアを行ってもらう。ハイレベルなセルフケアがプロケアとしての細菌バイオフィルムの破壊を長持ちさせる。


参考文献) メンテ・ザ・ペリオ 山本浩正著

2009年11月13日金曜日

メインテナンス

メインテナンス中の悪化
歯周病菌が口腔内をうろついているので悪化のリスクは高くなる。
ハイリスク部位だけではなく、ローリスク部位にも新たな問題が出てくる場合もあるので、全額の診査をすべき。

プロケアのポイント
良いところ悪いところが混在する口腔内なので、薬液を併用しながら超音波スケーリングを行うのが効率がよい。炎症の強いDeepポケットはタンパク質濃度が高くなっているのでポピドンヨードが望ましい。
咬合は歯周病進行の助長因子となるので、動揺が増加していないか咬合時の違和感や顎がだるいなどの症状がでていない事を確認する必要とブラキシズムがでていないかつねにアンテナをはっておく!

参考文献)メンテ・ザ・ペリオ 山本浩正 著

2009年11月12日木曜日

最近読んだ本

右から
「メンタル・コーチング」白井一幸 著
北海道日本ハムファイターズのヘッドコーチの方が書いた本です。
本番だけでなく、準備の段階から何事も全力で頑張る事が大切です。怒って責める事は簡単です。話を聞き、認め、生かすアドバイスをする事が指導者の基本です。
この本を読んだ後にあった、日本シリーズを普段はルールがわからず見ませんが、今年は真剣に応援しました。

「新『根性』論」 辻秀一 著
うじうじしてないでこの本読んだ方がいいよと院長に渡された本です。
揺らがず、とらわれずのフローな状態を自分の意志で作り出すのが『新根性』です。

「勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド」 勝間和代著
今一番おすすめしたい本です。最近の中では最短の2日で読みました。インディ(精神的にも、経済的にも周り依存しない、自立した生き方)になるために今から実践しよう!!と思いました。思わず手帳に書き留めちゃう事がたくさん書いてあります。
一生読み返すと思います。


先の二冊はスポーツの話題も多く、運動が苦手で文系な私には少しわかりにくいところもありましたが、3冊共通して言える事は、目の前にある事をただがむしゃらに頑張るだけではなく、ずるをするわけではないけど、いい意味でうまく楽に頑張る事が大切なんだなと思いました。
仕事、プライベートに関わらず辛い、苦しいと思って頑張るよりも楽しく頑張って目標を達成し、毎日笑って過ごしたいですね。