2009年12月9日水曜日

喫煙

タバコの煙により最初に暴露されるのは口腔でさまざまな影響を及ぼす。
歯周病の発症に関わる環境因子で罹患する率は非喫煙者に比べて約2〜8倍と言われている。

①喫煙者の口腔内所見
歯肉の黒色化(メラニン色素の増加)
歯肉の繊維化
歯面への着色
口臭の増加
味覚低下

・歯周組織の兆候
ニコチン、一酸化炭素の影響により酸素濃度や免疫力が低下しており、強い炎症は見られず、BPOも少なく、発赤が弱い。
プラークの付着については差は見られないが、歯槽骨の吸収度は喫煙者の方が重度で、pg菌などの割合が高く、増殖能も高い。
歯周治療に対する反応も非喫煙者に比べて喫煙者にほうが治療効果が劣る。