2009年4月20日月曜日

『tagawanote』開始

第1回目のテーマ

  第一回目はまだまだ認知度が高くない『歯科衛生士の仕事』をテーマにしていきたいと思います。


歯科衛生士(Dental Hygienist)とは・・・

・歯科予防処置   虫歯や歯周病など口腔内疾患を予防するための歯石除去や薬物を塗布する事などです。
・歯科診療補助   歯科医師の行う診療をサポートすることです。
・歯科保健指導   プラークコントロール指導、食生活指導などをおこなうことです。


上記を三大業務とした、国家資格です。

といってもよくわからないと思うので、今回は私の考える歯科衛生士の仕事についてお話させていただこうと思います。

一言で言うと、歯科衛生士は『患者さんが生涯に渡り、お口の健康を保つ為のパートナー』だと考えています。
口が健康でないとおいしく食事をしたり、楽しく会話をしたり、笑ったり、時には歯を食いしばってがんばる事が出来ませんよね??

 お口の健康を生涯にわたって保ち、人生を楽しむために、歯科衛生士を利用してくださいね!!


虫歯、歯周病の原因を除きます。



ではどうしたらお口の健康を保つ事が出来ると思いますか??

歯を失う原因は歯科の二大疾患である虫歯と歯周病がほとんどを占めています。
実は虫歯も歯周病もプラークの中に含まれるバイオフィルムという細菌の巣の感染症なのです。

こで歯科衛生士の出番です。プラークを除去するための歯ブラシ指導を行ったり、バイオフィルムを除去するためにクリーニングを行います。

ここまで読むと歯科衛生士はお口の中だけを見る仕事なの??と思われるかもしれませんがそうではありません。


全身との関連も忘れません。

虫歯や歯周病は全身疾患や生活習慣がとの関わりがとても深い病気です。(特に糖尿病などは深い関係があるのですが長くなってしまうので、また別の回でお話させていただきたいと思います。)

なので、生活背景や全身の健康状態を把握した上で、プロとしての目線で歯科衛生士の業務を行う事が大切だと考えています。

そして歯だけではなく、口腔は消化器官の一部だという事も忘れてはいけません。


私が心に留めていること

わたしが歯ブラシや生活習慣改善などの指導を行わせていただく際にいつも心に留めておく事があります。

 それは、『人はそれぞれ生まれた時から積み重ねた経験も価値観や物事の判断、現在おかれている状況も異なっている』という事です。そのため、もちろん口腔の健康に対する目標も人それぞれ異なっています。

患者さん皆さんが口腔内の目標を達成するためには

・歯科衛生士が患者さんに押し付けることのない歯ブラシや生活習慣改善の指導を行う事。
 (たまに厳しく指導させていただく事もあるかもしれませんが・・・)
・ 歯科衛生士が患者さんと目標を共有し、歯科医師とのパイプ役になる事

この二つが大切だと考えています。

そのためには患者さんとのコミュニケーションが重要になります!!

知識や技術を向上させる事は当たり前です。患者さんが安心して、何でも話していただけるように、治療が受けられるように、信頼される歯科衛生士となれるよう努力していきたいと思います!

来院された際はお口のことに限らずお話を聞かせていただけるとうれしいです♪そしてちょっとでも気になる事や、疑問に思う事はなんでも聞いて、どんどん歯科衛生士を活用して下さいね!

次回は『音波ブラシ』についてお話させていただく予定です!!